今年も登場!『JO MALONE LONDON(ジョー マローン ロンドン)』の新作コレクション「ブロッサムズ」
大人気のフレグランスブランド『JO MALONE LONDON(ジョーマローンロンドン)』より、またまた新たな限定コレクションが登場しました!春夏にふさわしい花の香りが楽しめる「ブロッサムズ コレクション」です。今年は4つの香りが登場し、私もそのうちの一つを無事手に入れることができました♪今回はその香りの感想レポを中心に、本コレクションの紹介をしていきたいと思います!
2020年06月09日更新
記事の目次
[1]今年のコレクションの特徴は?
出典 web.hh-online.jp/hankyu-beauty/
毎年、いくつかのフレグランスコレクションを発表する『JO MALONE LONDON(ジョー・マローン・ロンドン)』。
ここ数年、春から初夏にかけては主に花の香りをメインに据えたコレクションが登場しています。
「ブロッサムズ」という名前のコレクションは昨年も出たのですが、今年はその時とはまた違った香りが加わっています。
コロンでは4種類の香りが発売され、うち新作は「ユズ」と「ウォーターリリー」の2つ。
これらはソウルの街からインスパイアされた香りで、『JO MALONE LONDON(ジョー・マローン・ロンドン)』では珍しくアジアのエキゾチックなイメージも持ち合わせたコレクションになっています。
残りの2つは、過去の復刻版となる「オスマンサス ブロッサム」と「シルク ブロッサム」です。
コロン以外の製品では、「オレンジ ブロッサム」のホームキャンドルとディフューザーも発売されました。
全て数量・販売期間限定品で、全国発売は5月1日でしたが、今年は緊急事態宣言下での営業自粛もあり、発売のタイミングでは実店舗は全国どこもクローズしていましたので、購入は基本的に公式オンラインショップが主流となりました。
コロンは、30ml(8,400円/税別)と100ml(16,800円/税別)の2サイズの展開(※100mlサイズは販売店舗限定)。
通常ラインとは異なるデザインが楽しめる限定ボトル、今年はすりガラス調のシンプルな仕上がりです。
[2]公式オンラインショップで選んだ香りは…
緊急事態宣言による営業自粛により、発売時にはこのコレクションの香りを嗅ぐことはできませんでした。過去に発売されていた香りはなんとなく記憶にあるものの、新作の2つの香りは知ることができません。
しかし、コロナの影響で思うように外出もままならないストレスを抱えていたのと、ちょうどゴールデンウィーク中は送料無料キャンペーンもやっていたので、思い切って公式オンラインショップで「ウォーターリリー コロン」を衝動買いしてしまいました!
事前に試さずに香水を買うなんて今までなかったので、大きな賭けではありましたが、香りの説明文を読んで自分の好みのような気がしていたのでチャレンジしたのです。
注文してから手元に届くまでは実に3週間という長い時間がかかりました。おそらく全国のジョー マローンファンが実店舗で買えない中、ネット注文に殺到してしまったんでしょうね。
到着までの時間はちょっとやきもきしましたが、出荷作業などの人数もきっと減っている中だったでしょうし、配達をしてくださる宅配業者の方々も大変です。
買えただけでありがたいと思い、おとなしく首を長くして待っていました。
ちなみに公式オンラインショップでも、購入する際にはサンプルがもらえます。
選べるアイテムや香りは毎回ランダムなのですが、私が買う時に選べたのはどれも欲しい香りばかりで迷いました。
結果、30mlボトルは持っているもののサンプルは手持ちになかった「オレンジ ブロッサム」のコロンをチョイス。
大好きな香りなので、会社に置いておいて急な外出の時などに使いたいと思っています♪
いよいよボックスをオープン!
私は『JO MALONE LONDON(ジョー・マローン・ロンドン)』のコロンだと30mlボトルのデザインが好きだし、香りが好みか判断しきれなかったため、今回は30mlボトルで購入しました。
ボトルはすりガラスと透明ガラスがグラデーションになったデザインで、これからの蒸し暑い季節には見た目にも涼しげで素敵です♡
「ユズ」など他の香りはボトルに色がついているのですが、「ウォーターリリー」はシンプルな白いボトルでした。
ブラインドで買ってしまったので、苦手な香りじゃなければいいな…と、ちょっとドキドキしながらシュッと手元にひとふき。
そうしたら、トップノートからパッと鮮やかな新緑のようなすがすがしい香りが広がり、第一印象で「あ、これは好き!」と思えました。
続く肝心なミドルはどうかしら?としばらく香りの変化を待っていたら、徐々にジャスミンの花の甘い香りが出てきました。
しっとりと美しく、かといってゴージャスすぎないさり気ないホワイトフローラル。
そこに透明感のあるウォーターリリーの香りと、明るいネロリの香りがうまく絡んで柔らかく広がっていく…。
繊細で美しい花の香りが静かに漂うのがとても素敵でした。
通常、香水はトップ・ミドル・ラストと段階的に香りだちが変化していくもので、特に大事なのはラストの香りが好きかどうか。
なぜなら、ラストノートの香りが一番長く自分の肌に残って漂うからです。
この相性が良いかどうかで香水の好き嫌いが分かれることもあるのですが、「ウォーターリリー」は、トップからミドルへの変化は大きいものの、ミドル以降は香りの変化はあまりなく、最後までわりとしっかり花の香りが楽しめたのも個人的には好みな部分でした。
公式サイトによれば、「ウォーターリリー」のラストノートはホワイトムスクとあります。
私は実はムスクの香りが苦手なのですが、この製品ではクリーンでシンプルなムスクだったせいか、肌にも馴染んで結構好みな香りに感じました。
翌日から出勤時にウエストや太ももなどの下半身につけて過ごしてみていますが、このシリーズ、どうやら香りの強度や持続性はあまりないかもしれません。
でも、これから梅雨や猛暑を迎えることを想定すれば、これくらい軽やかでさり気ない香り方がちょうどいいのかな、とも思いました。
何はともあれ、嗅がずに買っても気に入る香りだったのでホッとしました!
清らかでシンプルな夏に似合うフローラルの香りをお探しの方にはぴったりだと思います。
『JO MALONE LONDON(ジョー・マローン・ロンドン)』製品で言うと、「ワイルドブルーベル」や「オレンジブロッサム」「バジル&ネロリ」などをお好みの方でしたらきっと気に入ると思いますよ♪
[3]緊急事態宣言解除…ようやく実店舗で試香できました!
「ウォーターリリー」が手元に届いた頃、ようやく首都圏でも緊急事態宣言が解除され、徐々に百貨店などのお店も再開し始めました。
ですので、私もようやくコレクションの香りを実際に試しに行けることになり、2カ月半ぶりにデパートへと足を運んでみました。
行ってみると、テスターはお客さんが触れないように全てビニールで覆われた状態になっていました。
初めての光景にビックリしましたが、ジョー マローンだけでなく他の香水店やコスメカウンターも同様の処置を施しているのが見えました。
まだまだ通常営業とはいかないようです。
私もスタッフの方の手が空くのを待って声をかけ、コレクションの香りをムエット上で試香させてもらうこととしました。嗅ぐ時はマスク越しでは分からないので、その時だけマスクを外して嗅ぎました。
ユズ コロン
出典 popbee.com/category/beauty/perfumes/
トップノート:ユズ
ミドルノート:クラリセージ
ベースノート:バルサムファー
トップはフレッシュでほろ苦いユズの香りが広がりました。ジョー マローンの製品で言うと、「グレープフルーツ」に通じるような、メンズライクな香りです。
実際に手元にもつけてもらって試したところ、途中からはシダーウッドの力強いウッディな深みのある香りに変化していきました。
リフレッシュに良さそうな、オーデコロン感覚でつけられるスポーティな香りです。
ちなみにボトルに書かれている「YUJA」とは、ハングル読みで「ユズ」のこと。
この香りはソウルの街の風景からインスパイアされたそうですが、確かに韓国と言えば柚子茶のイメージも強いですし、爽やかさと活力が感じられるこのコロンをつけてソウルの街を闊歩したらウキウキ楽しく過ごせそうですね♪
日本では「ユズ」ときくと冬を連想しますが、ユズの花って初夏に咲くものだったのですね!だからこのコレクションにも仲間入りしたのかな?と。ひとつ勉強になりました(笑)。
ウォーターリリー コロン
出典 popbee.com/category/beauty/perfumes/
トップノート:ネロリ
ミドルノート:ウォーターリリー
ベースノート:ホワイトムスク、サンダルウッド
感想の詳細は[2]でも述べましたが、この「ウォーターリリー」もソウルがインスピレーションのもととなっている香りです。
ソウルにある世界遺産「昌徳宮(しょうとくきゅう)」の「秘苑」と呼ばれる庭に咲く睡蓮(すいれん)から着想を得ていて、まさに木々の豊かな緑と水、そこに咲く睡蓮といった構図を想起させる香りだと実感しました。
オスマンサス ブロッサム コロン
出典 popbee.com/category/beauty/perfumes/
トップノート:プチグレン
ミドルノート:オスマンサス
ベースノート:カシミア ウッド
2013年に初めて発売されたのち、2015年にも限定品として再販され、今回3度目の登場となります。
過去にも香りを試したことはありましたが、忘れてしまっていたので改めて手元につけてもらって試香しました。
トップはグリーンがかったシトラスの爽やかな香りから始まり、ミドルは可憐な小花を思わせる可愛らしい香りに。
ラストにかけてはシャンプーや石けんのような清潔感のある香りが漂い、甘すぎずすっきりしたフルーティフローラルになっていきました。
「オスマンサス」はモクセイ科の植物を指し、通常ですとキンモクセイを連想するかもしれませんが、この香水ではギンモクセイという白い花をイメージして作られているので、いわゆるキンモクセイの甘く陶酔的な香りをイメージするとちょっと違うかもしれません。
よりすっきりとグリーンがかった明るいフルーティフローラルで、初夏にはマッチする香りと言えそうです。
爽やかでいながら後半は肌の温もりも感じさせ、東洋的なミステリアスな美しさも持った香りです。
シルク ブロッサム コロン
出典 popbee.com/category/beauty/perfumes/
トップノート:ホワイト ペッパー
ミドルノート:シルク ブロッサム
ベースノート:モス(苔)
こちらは昨年2019年春にも限定で登場していますが、初めて発売されたのは2014年。
シルクブロッサム=合歓の木(ネムノキ)の花のイメージの香りですが、全体的にふんわりとした柔らかい女性らしい雰囲気が特徴です。
「オスマンサス ブロッサム」と一見似たイメージもあるのですが、香りの変化はこちらの方が大きい気がします。
フルーティな甘さとアクセントの効いたスパイスがトップに香った後、ダージリン紅茶やハチミツのような透明感のある甘さが香って気分を和ませてくれます。
最後には包み込むような温かい大地の香りも顔を出し、穏やかなわりには変化に富んだ表情を見せてくれて、案外凝った作りにも感じられる作品です。
つかみどころがないような夢見心地な香りで、優雅さもあるため、人気が高いのも頷けます。
[4]清らかに美しく咲く花の香りをまとって、夏を彩ろう♪
今年の「ブロッサムズ コレクション」は、どれも透明感やエアリー感のあるライトな香りで、これから暑くなるシーズンにもきっと重宝すること間違いなしです!
6月7日現在、まだ公式オンラインショップにも全ての香り・サイズの在庫がありますし、先日訪れた実店舗でも売切れは出ていませんでした。
今年は、コロナの影響もあって案外出足が遅く、まだまだ狙い目なのかもしれません。気になる方は、お早目にチェックしてみてくださいね。
香りは、今のような非常事態下では、「ないと生きていけない」というような必需品ではないかもしれませんが、なければ確実に人生が単調になってしまうもの。
好きな香りでリフレッシュしたりリラックスしたり、気分を切り替えるスイッチにしたり・・・
まだまだ日常生活に戻れるようになるには時間がかかると思いますが、もうすぐ夏もやってきます!
香りの力も借りて、そろそろ少しずつ心をポジティブな方向へ持っていけるようにしていきたいですね♪